工期:2013年7月26日〜2014年5月30日
東日本大震災に見舞われた気仙沼漁港鹿折地区の惨状については
話には聞いていましたが、現地入りして実際に現場を目の当たりにすると
言葉も出ませんでした。私たちの目の前には津波で流された建物の
基礎部分しか残っていませんでした。
当時現場近くには津波によって打ち上げられた
大型船「第18共徳丸」が無残な姿で横たわっており、
あらためて津波の恐ろしさを感じました。
当初手を合わせることだけで精一杯だった私たちですが、
現地復興に向けた計画が日々進む中で災害復旧に使命感を持ち
社員一丸となって工事に取り組むことができました。
弊社が請負った気仙沼漁港鹿折地区の造成工事が完成した後、
水産加工会社の建設が始まります。漁を終えた漁船が気仙沼漁港に入港し
獲れた魚を水揚げし、水産加工施設で加工します。
鹿折地区の造成は水産業に従事する人の多い気仙沼市民の生活を
支える第一歩の工事です。その基礎となる災害復旧工事に
携わることが出来たことに私たちは誇りを感じています。
気仙沼市民が元気に働く姿を一日も早く見たいと、
社員一同その日を心待ちにしています。